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2ndKTFの事故対応について
皆様こんにちは、今回は2ndKTFで起こりました事故の対応として、翼桁の荷重試験と、プロペラの回転試験を行いましたので、翼桁荷重試験に関しては全体設計より、回転試験に関しては22代プロペラ班パーリーよりその報告をさせて頂きます。

21代設計の上野です。
先日行った荷重試験について報告します。

2ndKTFでの事故の際、CW初期上反角接合部に想定外の荷重がかかった影響を調べるため、先日10/5(火)に荷重試験を実施しました。
内容としましては、CWとIWのみを接合して、上反角が最も大きい場合に初期上反角接合部に生じる飛行時1.5Gの曲げモーメントをおもりをかけて再現しました。
見て分かる異常や異音等もなく試験は無事に終了し、安全性を確認することができました。

また、10/8(金)には翼を全て接合して待機時荷重試験を実施しました。
前回の事故によりフライングワイヤーより内側の翼に想定外の下曲げ荷重がかかりましたが、その区間におきましては飛行時よりも待機時の方が大きい荷重がかかるため、待機時荷重試験の実施によって安全性を確認することとしました。
(CW初期上反角接合部においては損傷の可能性が最も高く、待機時荷重試験の実施のみで飛行時の安全性が確認できるか不安視されたため、飛行時を想定した荷重試験も実施しました。)
こちらも試験は無事に終了し、安全性を確認することができました。

翼桁の前後荷重に対する安全性は走行試験を通して確認することになります。
前回のKTFでの反省点を活かして、実施判断やクルーの動きを今一度見直すことでより安心・安全にTFを実施していこうと思います。

以上、全体設計からの報告でした。以下は荷重試験の様子の写真です。

 
      CW,IWの飛行時1.5G荷重試験の様子


        全翼待機時荷重試験の様子
 
こんにちは. 日頃から応援してくださり、ありがとうございます。
22代プロペラ班長をつとめさせていただきます浅賀です。今後ともよろしくお願いします。

2nd KTF 後に行った回転試験について報告させていただきます。
2nd KTF で燦(2021年度の機体)のプロペラが破損し、今後のTFでは代用として遥(2019年度の機体)のプロペラを使うことになったため、回転試験を行うことで遥のプロペラが痛んでいないか、安全に回すことができるのかを調べました。
回転試験はTF中でプロペラに一番力がかかる発進時の再現です。結果として回転中に異常は発生せず、問題ありませんでした。

しかしながら、 最初の回転試験の準備の際に遥の部品の一部が使えないことが判明し、その部品を交換することとなりました。部品の替えはあったのですが、それが遥のプロペラに適用しても問題ないかを調べるためにも回転試験を再度実施しました。その結果、部品交換後のプロペラでも問題なく回転できることが確認できました。

以上の試験から遥のプロペラや新たに交換した部品は劣化しておらず、「遥」のTF用プロペラは今後のTFで使用可能であると判断しました。

以上、22代プロペラ班パーリーからの報告でした。以下は回転試験の様子の写真です。


       「遥」プロペラによる回転試験の様子
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