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荷重試験についてのご報告
荷重試験実施しました

 お久しぶりです。23代設計の小川です。今回は荷重試験実施のお知らせです。今年の荷重試験は、3/13〜14に川内体育館で行いました。2日開催なのは20代ぶりにベルト試験を行ったためです。1日目に待機時時1.0Gとベルト飛行時1.0G、1.5G試験を行い、2日目にワイヤー飛行時1.0G、1.5G試験を行いました。結果としましては、どの部品も破損することなく予定通り実施することができました。


待機時1.0Gの様子(おもり掛けた写真がなかった...)。初期上反角が付いてることがわかりますね。


ワイヤー飛行時1.5Gの様子。右翼全体が見えていますが、かなりたわんでいることがわかりますね。


 ただ一点、錘を掛けてたわみを測定すると、構造設計の予想よりも大きくなっていました。これについてはコクピ側フライングワイヤー取り付け部と主翼取り付け部の距離を測定してみると構造設計時の値より短くなっていて、その分ワイヤーに張力がかからず、桁がよりたわんだと考えられます。Windnautsの機体はワイヤー張力と翼桁の破壊ひずみに余裕を持たせることで、ワイヤーの長さを変えて、翼のたわみ(上反角)を調整することができます。具体的に今年の場合はワイヤー張力を150〜160kgf(例年は140〜160kgfであることが殆ど)の幅を持たせることで、150kgfでは主桁の安全率が2、160kgfではワイヤーの安全率が2となり、この範囲であれば翼構造全体として安全率2を満たしていることになります。試験後に構造設計シートの値を修正してみたところ、約158kgfでのたわみが試験時のたわみとほぼ一致しました。とりあえずは150〜160kgfの間に収まっていてよかったですが、やはりワイヤーが長くワイヤー張力が予想より小さくなったために、たわみが大きくなったと結論づけてよさそうです。今後はこのようなことがないように後輩指導にも注力したいですね。
 最後に、この荷重試験の成功は、精度良く制作してくれた現役部員、試験に駆けつけていただいたOBさん方のご協力があってこそです。この場を借りて感謝申し上げます。
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